
お忙しい中、当記事にいらしていただき誠にありがとうございます。
「CeVIO AIの声、リアルタイムで使えたら便利そうだけど、設定が難しそう…」
そんな風に思っていませんか?
実は、無料で使える「ゆかりねっと」と連携させれば、自分の話した言葉を自動で認識して、CeVIO AIのキャラクターが即座に喋ってくれるんです。ゲーム配信やプレゼン、VTuber活動にも大活躍!
この記事では、AI初心者の方でも迷わず設定できるように、必要なソフトの準備から連携方法までを分かりやすく解説していきます。音声合成の世界を、あなたも今すぐ体験してみませんか?
目次
CeVIO AIとゆかりねっとを連携するには?
必要なソフト・準備
CeVIO AIとゆかりねっとを連携させるには、いくつかのソフトウェアを事前に用意しておく必要があります。とはいえ、導入手順さえ押さえれば難しくありません。以下をチェックしておきましょう。
① CeVIO AI本体 + 音声ライブラリ
まずは音声合成ソフト「CeVIO AI」をインストールします。単体では使えないので、好きなキャラクターの音声ライブラリ(例:さとうささら、弦巻マキなど)も一緒に導入しましょう。以下の商品はトークボイスとトークエディタがセットになっています。
どんなキャラがいるか分からない、どのキャラがおすすめか知りたい!という方は以下の記事をご確認ください🔽
・CeVIO AIキャラおすすめ7選!初めてでも安心の人気ボイスライブラリ
② ゆかりねっと
リアルタイム音声認識&字幕表示ツール。無料で使えるのに多機能で、配信者に特に人気の高いアプリです。公式サイトから最新版をダウンロードしておきます。
③ CeVIO AI連携プラグイン
CeVIO AIとゆかりねっとを連携させるには、専用のプラグインを導入する必要があります。現在、以下のプラグインが利用可能です。
1. CeVIO CS/AIプラグイン(まあちゃんバザール)
「まあちゃんバザール」で提供されているプラグインは、CeVIO CS/AIをゆかりねっとで簡単に使用できるようにする音声プラグインです。条件によって声色(パラメータ)を変えることができるなど、柔軟な設定が可能です。
- ダウンロード先: machanbazaar.com
2. ゆかりねっと用 CeVIO CS/AI プラグイン(Shop*Nao - BOOTH)
「Shop*Nao」で提供されているプラグインは、CeVIO CS/AIの音源プラグインで、音源毎に枠ができるため、複数発話したい場合に応用が可能です。また、読み上げ補正辞書の設定や、感情パラメータの操作も可能です。twitter.com+2booth.pm+2booth.pm+2w.atwiki.jp+3booth.pm+3booth.pm+3
- ダウンロード先: booth.pm
3. CeVIO AI連携プラグイン(GitHub)
GitHubで公開されている「CeVIO AI連携プラグイン」は、ゆかりねっと経由でCeVIO AIを利用するためのプラグインです。MITライセンスで提供されており、自由に利用できます。
- ダウンロード先: github.com
インストール手順
- 上記のいずれかのリンクから、プラグインのZIPファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、プラグインファイル(例:
CevioAiPlugin.dll
など)を、ゆかりねっとの「Plugin」フォルダにコピーします。 - ゆかりねっとを起動し、「プラグイン設定」画面で該当プラグインが有効になっていることを確認します。
- 必要に応じて、パラメータや辞書、設定を行います。
これらの手順を踏むことで、CeVIO AIとゆかりねっとの連携が可能になります。設定に関する詳細な情報やトラブルシューティングについては、各プラグインの配布ページやドキュメントをご参照ください。
実際の設定手順を詳しく解説
ゆかりねっとの音声認識設定
以下に「ゆかりねっとの音声認識設定」の本文を作成しました。初心者でもわかりやすい手順と注意点を中心にまとめています。
ゆかりねっとの音声認識設定
ゆかりねっとは、音声認識によって話した言葉を自動でテキスト化し、CeVIO AIなどの音声合成ソフトに渡す仕組みになっています。ここでは、その音声認識機能を正しく動作させるための設定手順を紹介します。
1. マイクの設定を確認する
まずはパソコンに接続されているマイクが正常に動作しているかを確認します。Windowsの「サウンド設定」から、使用したいマイクが既定のデバイスとして選ばれているかをチェックしてください。
ポイント:ヘッドセットや外付けマイクを使用する場合は、ノイズが少ないものを選ぶと認識精度が上がります。
2. 音声認識エンジンを選ぶ
ゆかりねっとでは、複数の音声認識エンジンが利用可能です。おすすめは以下の2つです。
- Google Cloud Speech API
高精度で、多少の訛りや雑音にも強いのが特徴。APIキーの取得と設定が必要です。 - Azure Speech Services
Microsoft提供の認識サービス。日本語にも強く、こちらもAPIキーが必要です。
いずれも無料枠があるため、試すだけならコストはほぼかかりません。
3. APIキーを設定する
選んだ音声認識エンジンに応じて、APIキーを取得し、ゆかりねっとの設定画面に入力します。設定は「音声認識」タブから行えます。
ヒント:キーの有効期限や利用制限にも注意しておきましょう。無料枠を超えると課金される場合があります。
4. 音声認識のテスト
設定が完了したら、マイクに向かって話してみましょう。発言が画面にリアルタイムで表示されれば、音声認識が正しく動作しています。
認識精度が低い場合は、話し方をゆっくり・はっきりに変えてみたり、マイクの位置を調整すると改善されることがあります。
以上で、ゆかりねっとの音声認識設定は完了です。この設定がうまくいけば、あとはCeVIO AIとの連携で自然な読み上げができるようになります。
CeVIO AIのプラグイン設定
CeVIO AIとゆかりねっとを連携させるには、専用のプラグインを正しく設定する必要があります。ここでは、現在入手可能な主要プラグインを使った設定方法を解説します。
1. 使用するプラグインを決める
代表的なプラグインは以下の3種類です。どれを使っても基本的な連携は可能ですが、用途やカスタマイズ性に合わせて選びましょう。
- まあちゃんバザールの「CeVIO CS/AIプラグイン」
声色の変化や細かな条件設定に対応しており、配信者向けに柔軟なカスタマイズが可能。 - Shop*Nao(BOOTH)の「CeVIOプラグイン」
音源ごとに個別の枠を持たせられるため、複数キャラクターを使い分けるのに便利。 - GitHub版「CeVIO AI連携プラグイン」
シンプルかつ軽量で、基本的な連携に必要な機能をしっかりカバー。MITライセンスで自由に使えるのが特徴。
2. プラグインを導入する
選んだプラグインの配布サイトからZIPファイルをダウンロードし、解凍します。中にある .dll
ファイルなどのプラグイン本体を、ゆかりねっとの「Plugin」フォルダにコピーしてください。
コピー後は、ゆかりねっとを再起動し、「プラグイン設定」画面から対象のプラグインが「有効」になっていることを確認します。
3. CeVIO AI側の動作確認と設定
プラグインによっては、CeVIO AI側で特定のキャラクターを選択したり、話速・音量・感情といったパラメータを事前に設定できます。Shop*Naoのプラグインでは補正辞書の読み込みも可能です。
一度設定を保存しておけば、ゆかりねっと経由で自動的に呼び出せます。
4. テストして読み上げを確認
すべての設定が完了したら、マイクに向かって話しかけてみましょう。CeVIO AIのキャラクターがタイムラグなく発話すれば連携は成功です。読み上げられない場合は、出力設定やキャラ選択を再確認してみてください。
プラグインの違いによって設定項目は多少変わりますが、基本の導入手順はどれも共通です。慣れれば、複数キャラクターの使い分けや感情表現の切り替えなど、配信や演出の幅を大きく広げられます。
こんな使い方ができる!活用シーン紹介

配信や実況での活用例
CeVIO AIとゆかりねっとを組み合わせると、配信や実況での表現力が一気に広がります。実際にどんな場面で活用されているのか、代表的な例を見てみましょう。
1. 自分の声を合成音声で読み上げる
配信中、マイクに向かって話した言葉を、そのままCeVIO AIのキャラクターが読み上げてくれる使い方です。自分の声を出せない環境でも、視聴者に声で情報を届けることができ、匿名性を保ったままの配信にも向いています。
「声は出せないけど実況したい」「VTuber風に演出したい」という人にぴったりです。
2. コメント読み上げに活用する
視聴者からのチャットやコメントを、ゆかりねっとが音声認識でテキスト化し、CeVIO AIがそのまま読み上げるパターンです。これにより、配信中に目を離していてもコメントの内容を耳で把握でき、リアルタイムなやり取りがよりスムーズになります。
特に手元がふさがるゲーム配信などで重宝されています。
3. 役割分担による掛け合い風演出
複数のCeVIOキャラクターを使い分けることで、「司会とゲスト」「ツッコミとボケ」など、配信内で掛け合いのような演出も可能になります。セリフやトークを事前に準備しておけば、自動進行のラジオ風配信も実現できます。
視聴者に飽きさせない工夫としても効果的です。
このように、CeVIO AI × ゆかりねっとは、配信にひと味加える強力なツールです。声の演出に工夫を加えたい人や、喋るのが苦手な人でも安心して使えるのが魅力です。
学習やプレゼンテーションでも
CeVIO AIとゆかりねっとの連携は、配信や実況だけでなく、学習やプレゼンテーションといったシーンでも効果を発揮します。以下のような場面で、手軽に音声を活用できます。
1. 英語や外国語の発音練習に
自分の発音をマイクで入力し、ゆかりねっとが文字に起こした内容を、CeVIO AIに読み上げさせることで、正しい発音との違いを比較できます。視覚と聴覚を組み合わせた学習ができるため、リスニング力やスピーキングの強化にもつながります。
また、音読のリズムやスピードの確認にも活用でき、独学での語学学習をサポートしてくれます。
2. 説明資料のナレーション作成
プレゼン資料や動画にナレーションを入れたいとき、CeVIO AIの自然な合成音声を使えば、プロのナレーターが読んでいるような音声を簡単に作ることができます。
あらかじめ原稿をゆかりねっとに読み込ませ、CeVIO AIで読み上げさせれば、聞き取りやすく落ち着いたナレーションが完成します。学校の発表や社内の説明動画など、幅広い用途に対応できます。
3. 音声付き学習コンテンツの自作
教育用のコンテンツや資料に、CeVIO AIの音声を加えることで、視覚だけでなく聴覚にも訴えるコンテンツが作れます。特に、小中学生や高齢者向けの教材では、音声による理解補助が有効です。
教材の中で重要なポイントだけを強調して読ませるなど、工夫次第で学習効果を高めることができます。
このように、CeVIO AIとゆかりねっとの組み合わせは、配信以外にも実用性の高い使い方がたくさんあります。声による伝達が必要なシーンなら、どんな場面でも活躍してくれるはずです。
おすすめ機材
こちらでは、初心者向けの高コスパのマイクを厳選して2つご紹介します。
Razer Seiren V2 Pro
Razer社のSeiren V2 Proは、初心者向けのコストパフォーマンスに優れたモデルです。
パソコンとUSB接続して簡単に使用を開始できるダイナミックマイク。マイクの音量を自動的に調整する機能が搭載されていて、配信中に急に大きな音が出ても、音割れの心配がありません。また、マイク本体に配置されているボタンで音量調整、ミュートなどの操作が簡単にできます。
HyperX QuadCast S 519P0AA
世界的に有名なメモリメーカー、KingstonのゲーミングブランドであるHyperXの配信用マイク。USB接続のコンデンサーマイクです。
上記のモデルよりもさらに低価格でコスパ最強です。色も黒と白が用意されているのはいいですよね。
また、極性パターンを4種類から変更することができ、単一指向性から無指向性、全指向性など状況に応じた多様な用途での使用を行えるのもポイント。ポップフィルターも同梱されているため、マイクへのノイズも最小限に留めることが可能です
よくあるトラブルと対処法
音が出ない/読み上げない時は?
CeVIO AIとゆかりねっとを連携しても、なぜか音が出ない…そんなときは焦らず、いくつかのポイントを順番に確認してみましょう。多くの場合、設定ミスや接続トラブルが原因です。
1. 音声出力デバイスの確認
まず最初にチェックすべきは、パソコンの音声出力先です。スピーカーやヘッドホンが正しく接続されているか、そしてシステム設定で「既定の出力デバイス」に選ばれているかを確認しましょう。
CeVIO AIやゆかりねっとの音声がミュートになっていないか、ボリュームが0になっていないかも見落としがちです。
2. CeVIO AI側の音声ライブラリ選択
CeVIO AIに音声ライブラリ(キャラクター)が設定されていないと、読み上げ自体が動作しません。アプリを開いて、使用するキャラクターが正しく選ばれているかを確認してください。
音声ライブラリがインストールされていない場合は、別途ダウンロードして導入する必要があります。
3. ゆかりねっとの出力設定
ゆかりねっとの「出力設定」画面で、出力先が「CeVIO AI」に設定されているかを確認しましょう。別の出力モード(字幕表示など)になっていると、CeVIO AI側に音声が送られません。
また、プラグインが有効になっていない、または正しく認識されていない場合も連携が動作しない原因になります。
4. 音声認識が失敗している場合
マイクの感度が低かったり、音声認識エンジンの設定に不備があると、そもそもゆかりねっとが発話を認識できず、読み上げも行われません。マイクの入力レベルを上げたり、静かな環境でテストするなどの対策を試してみましょう。
APIキーの有効期限切れや制限超過にも注意が必要です。
これらをひとつずつ確認していけば、ほとんどのトラブルは解消できます。それでも解決しない場合は、ログファイルやエラーメッセージを確認し、該当するプラグインやソフトの公式情報をチェックしてみるのがおすすめです。
キャラクターが読み上げない?
CeVIO AIの画面は開いているし、ゆかりねっとも動作している…それなのに、キャラクターがまったく喋らない。そんな時は、いくつかの設定ミスや見落としが原因になっている可能性があります。以下のポイントを順番にチェックしてみましょう。
1. 音声ライブラリが未選択
CeVIO AIを起動した状態で、キャラクター(音声ライブラリ)が選ばれているか確認しましょう。音声ライブラリがインストールされていない、または未選択のままだと、当然ながら何も読み上げてくれません。
対処法:CeVIO AIの画面で「話者」欄にキャラクター名が表示されているか確認し、必要に応じて再選択します。
2. プラグインの接続不良
ゆかりねっとからCeVIO AIへ指示がうまく届いていない可能性もあります。とくに「YukarinetteCeVIOAIConnector」などのプラグインが正しく読み込まれていないと、音声出力が止まります。
対処法:ゆかりねっとの「プラグイン設定」画面を開き、該当プラグインが「有効」になっているかを確認します。
3. 出力設定が間違っている
ゆかりねっとの出力設定で「CeVIO AI」が選ばれていないと、読み上げが発生しません。字幕表示や他の出力先になっていないかをチェックしましょう。
対処法:「出力設定」タブで出力先が「CeVIO AI」に設定されているか確認。設定後は一度ゆかりねっとを再起動するのがおすすめです。
4. 発話内容が空白・認識されていない
マイクが音を拾っていない、あるいは音声認識で文字が生成されていない場合も、当然キャラクターは読み上げを行いません。発話ログが空白になっていないか、音声認識が反応しているか確認しましょう。
対処法:マイク入力や音声認識エンジンの設定を再チェックし、テスト発話で反応を確認します。
キャラクターが喋らないトラブルは、ほんの少しの設定ミスが原因で起こることがほとんどです。焦らず順番に確認すれば、すぐに解決できるケースが多いので、まずは基本の見直しから試してみましょう。
まとめ
CeVIO AIとゆかりねっとを連携させることで、リアルタイムで自然な音声読み上げが可能になり、配信や実況、学習やプレゼンテーションまで幅広く活用できます。初めての方でも、必要なソフトをそろえて基本の設定さえ押さえれば、すぐに自分だけの音声アシスタントを手に入れることができます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、一度設定が完了すればその便利さに驚くはずです。ぜひこの機会に、CeVIO AIとゆかりねっとの組み合わせを活用して、あなたの表現や活動の幅を広げてみてください。
最後まで閲覧いただき、誠にありがとうございます。